2021年5月21日に公開され、公開直後から大きな話題となっている【いのちの停留所】。
なんと主演が吉永小百合さん、脇を固める俳優さん方も松坂桃李さん、広瀬すずさんなど実力派の豪華キャストが揃っている映画です。
今回はそんな【いのちの停車場】について詳しくご紹介します。
【いのちの停車場】タイトルの意味や由来は?
【いのちの停留所】というなにか深い意味がありそうなタイトル。一体どんな意味や由来があるのでしょうか。
原作や脚本についての情報とともにご紹介します。
映画【いのちの停車場】原作や脚本は?
この映画の原作は2020年5月27日に刊行された南杏子さんによる長編小説【いのちの停車場】です。
南杏子さんは幼児の病気についての記事を執筆したことがきっかけで33歳の時に医学部に学士編入しており、
現在は小説家として活躍する傍ら、医師として終末期医療専門病院に内科医として勤務しています。
【いのちの停車場】は彼女の現役医師としての実体験も交えられており、終末期医療についてリアルな現状を知ることができる作品になっています。
また、脚本は平松恵美子さんという方が務められています。脚本家兼監督として活躍されており2012年に公開された『ひまわりと子犬の七日間』で、
松竹では50年ぶりの女性監督としてデビューされていて、人間ドラマを描かせれば右に出る者はいないとも言われているほどの実力の持ち主なんだそうです。
実写化作品が原作ファンと、新規の方どちらにも魅力的なものになるかどうかは、脚本の方の腕にかかっているとも言われています。
映画【いのちの停車場】が好評なことからも平松恵美子さんのすごさがわかりますね。
【いのちの停車場】タイトルの意味や由来は?
原作小説の著者である南杏子さんは、インタビューでこのタイトルを付けた理由について言及されています。
亡くなってしまう直前に待合室にたたずむというイメージを「停車場」に込めたと話されています。
停車場という言葉は最近なかなか聞きませんが、昔は地域の交流の場としての意味合いも強く、
人との出会いや別れの場だったようです。この世からもうすぐ旅立つことになる方たちは、どのような環境で誰と最期の時を過ごしたいのか、
という問いかけとして『いのちの停車場』というタイトルをつけたそうです。
「最期の時をどのように過ごしたいか」は人によって全く違いますよね。
この問題は医療界の永遠のテーマともいえるのではないでしょうか。
なぜあまり聞きなれない停車場という言葉を用いたのか不思議でしたが、南杏子さんらしい比喩の仕方で表現されていたことがわかりましたね。
元ネタやモデルはある?
次に【いのちの停車場】の元ネタやモデルのご紹介と、好評と言われていますが本当なのかツイッターの反応を見ることで検証をします。
【いのちの停車場】元ネタやモデルはある?
今作は現役医師の南杏子さんの実体験も交えてあるということなので、20年以上の医師生活の中で出会った患者さんや
医師仲間の方たちをモデルにしているのではないかと思われます。だからこそ臨場感があふれており、心に訴えかけてくる作品となっているのですね。
ツイッターの反応は?映画の感想は?
まだ18歳、身近な人の死を経験していない私にとってこの映画は慣れないもので終盤はとても苦しかった。
ただ、「家族に会いたい」と思えた。
見て良かった。#いのちの停車場— たまちゃん (@HyR25dBz83oyTGL) June 4, 2021
今日はこの映画を観てきました。死と向き合うテーマだけど今をどう生きるかも同時に考えているようにも思えました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが吉永小百合さんの演じた医師と一人の娘としての死に対する向き合い方に考えさせられました。#いのちの停車場 pic.twitter.com/xZSJo2m3OT
— 斉藤 満 (@bianchi_saitoh) June 4, 2021
#いのちの停車場
あなたならどうしますか?
映画の最後のシーンからはあなたがシナリオを作ってみてください、と投げかけられているような気がしました。
私なら、願わくば平穏死を選びたい。スパゲティ症候群はごめんだな。自分らしく、最期は自分の意思で、と思うのです。— Kim Yoshi (@Kitaro443_0906) June 4, 2021
#いのちの停車場 マスクの中が涙でぐしゃぐしゃになる程泣いた。そして心がぽかぽかに。ひとりひとりの命の向き合い方、家族や周りのサポートなどみんな違う。誰もがみんな悩んで命と向き合ってるから1人で抱え込んではいけないと思った。まほろば診療所あたたかかった。金沢の風景も綺麗。素敵な作品 pic.twitter.com/5ONfgqeRep
— いつか (@koigokoro000000) June 4, 2021
この作品を通して命について考えさせられたという方が多くいらっしゃいました。
また、この作品に関して称賛する声が目立っていましたし、本当に好評なようですね。
まとめ
・原作は南杏子さんによる【いのちの停留所】
・脚本は女性監督の平松恵美子さん
・亡くなってしまう直前に待合室にたたずむ様を「停車場」に比喩したタイトル
・モデルだと思われるのは南杏子さんの実体験
・ツイッター上ではとても好評
今回は映画【いのちの停留所】についてご紹介しました。
最後までお読みいただきありがとうございます。