2021年12月9日から、Netflixにて配信開始され、ビートたけしさんを柳楽優弥さんが演じ、監督はたけしさん指名で、劇団ひとりが務めました。
1988年に【小説】として発表されて以来、3度目の映像化となります。同名曲もあるため、「浅草キッド」という言葉は広く浸透していると思います。
今回はこのタイトルの「意味や由来」について考えていきたいと思います。
【浅草キッド】タイトルの意味や由来は?
#浅草キッド で現代の“タケシ”を演じていたのも、実は #柳楽優弥 さん @ichigoichie_yy でした。
特殊メイクの技術もすごいのですが、それでもほぼ後ろ姿だけで「タケシだ」と感じさせる柳楽さんの表現力に、改めて圧倒されます。 pic.twitter.com/rGOpXq67dq— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) December 28, 2021
では「浅草キッド」について詳しく見ていきましょう。
【浅草キッド】原作や脚本は劇団ひとりさん
監督も務めていますが、脚本も劇団ひとりさんが担当しています。「影日向に咲く」にはじめとする、小説の執筆や映像化としても有名で、
お笑い芸人にとどまらず、監督、役者、執筆者として大活躍していますね。今回もビートたけしさんのご指名で担当しているので、
「世界の北野」が認めたその才能を遺憾なく発揮されていると思います。2014年に「青天の霹靂」で原作、監督、脚本を務めており、
この映画に、今回キャスティングされている大泉洋さんも出演されていました。この映画で「第6回TAMA映画賞・最優秀新進監督賞」を受賞し、
その実力を認められているのと、劇団ひとりさんの持ちネタの中に、「ビートたけしに憧れる男性」というキャラクターがいるので、
芸風などに関しても、劇団ひとりさんに大きく影響を与えた、「世界の北野」さんからのご指名はうれしかったでしょうね。
【浅草キッド】タイトルの意味や由来は?
「浅草キッド」では主に、ビートたけしさんがデビューするまでのことを、小説として発表しています。
その中で重量なキャラクターが【深見千三郎】さんが描かれています。なぜかと言えばテレビにほとんど出演しない幻の芸人であり、
浅草界隈で芸を磨いていた、「芸人の師匠」とされる人物なのです。ビートたけしさんだけでなく、欽ちゃんや、
東MAXの父親として有名な、東八郎さんの師匠でもあります。舞台を中心に活躍し、脚本や演出まですべて担当し、
浅草界隈では有名な芸人で、多くの芸人の【師匠】と呼ばれながらも、その私生活は謎に満ちていました。
そんな深見さんと過ごした、ビートたけしさんの青春時代がメインに描かれています。
【浅草キッド】タイトルの意味や由来は?
面と向かっては何も言わないけれど、親子以上に強い絆で結ばれている。師弟のおたがいを想う気持ちが、まるでぬる燗のように温かく深く心に沁みます。#浅草キッド pic.twitter.com/K6T5bqvMLw
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) December 21, 2021
ではもう少し、「浅草キッド」について深堀してみましょう。
【浅草キッド】原作や脚本は?
原作はビートたけしさんが発表した小説です。それを3度目の映像化にあたり、劇団ひとりさんが脚本に起こしましたが
内容は「ツービート」結成前の浅草界隈のお笑い界について、描かれています。
その中心にいるのが、「深見千三郎」という男性です。欽ちゃんや、東八郎さんの師匠とされながらも、活躍の場はあえて
浅草の舞台であり、メディアへの露出はほとんどなかった【幻の芸人】との日々が描かれています。
どのくらい、その時代に思いが強いのか、小説として出版した以外に、同名の「アルバム」を発売しその中の収録曲に「浅草キッド」があります。
ビートたけしさんにとって、それだけ貴重な今でも大切な時代ということが伝わってきます。
Twitterの反応は?
「浅草キッド」は先ほども書いたように、同名の「小説」「アルバム」「シングル」が存在します。
通常これだけ、同名の作品を世に出すことは珍しいと思うのですが、それだけビートたけしさんになるまえの【たけし】さんには貴重な時代なのです。
「浅草キッド」みて思うこと。「全裸監督」の時にも思ったが、Netflixは映像としての必要な金をキッチリかけてる。時代を再現するセットは超豪華。キャストもクオリティ主体の選択権を明確に行使している。
時代が味方している媒体の力強さは圧倒的。テレビスポットの量もかつての角川映画やフジなみ。— 奥山和由 Okuyama Kazuyoshi (@teamokuyama2017) December 28, 2021
渋谷に『浅草キッド』の宣伝でフランス座が建ってた。すごい pic.twitter.com/a5wLacxM8x
— フクダ🌼 (@________h2o_) December 27, 2021
#浅草キッド を観る
人情味溢れる師弟愛の物語。随所にある師弟の絡みが漫才のようで愛おしく、劇団ひとりの芸人としての尊厳と何よりビートたけし愛を感じる。大泉洋の天才的熱演もさることながら、物真似に偏らずにたけしを再現した柳楽優弥が素晴らしかった。今年イチバンの邦画だよ、バカヤロー😂 pic.twitter.com/gxoYEj6PFP— ROCKinNET.com (@ROCKinNETcom) December 27, 2021
Netflixでは、話題となる動画が多く配信されていますよね。特にオリジナル作品に関しては、日本に関わらず
どの国を見てもクオリティーにこだわった、映画を作り上げていますね。
「浅草キッド」たけしさんの思いの詰まったタイトル。浅草界隈で芸人を目指していた
深見さんゆかりの弟子たちとの交流。それこそが、深見さんの周りに集まる子供のようだったのかもしれません。
まとめ
・「浅草キッド」の脚本はたけしさんの指名により、劇団ひとりさんが担当
・モデルとなったのは下積み時代のビートたけしさん
・劇団ひとりさんが尊敬するビートたけしさん、今の劇団ひとりさんがあるのもビートたけしさんの影響かもしれません。
・Twitterの反応はとてもよい。
今でこそ世界で活躍する、「映画監督」としての評価は高いですが、漫才ブームでは「ツービート」として、絶大なる人気を誇り、
その後、明石家さんまさんと共に「たけちゃんマンとデビルマン」として、有名になりました。
今は70を過ぎ、ご自身の名前を掲げた事務所を離れ、新たなる事務所で活動していますが、その原点はやはり「浅草キッド」に詰め込まれているのでしょうね。