テレビ朝日系列で放送が始まった、「何曜日に生まれたの」は野島伸司さん脚本ドラマとなります。

安達祐実さんの出世作でもある、「家なき子」の原案者としても知られており、多くの代表作があります。

 

このドラマについて、タイトル、主要キャスト、脚本家が発表されただけで、詳細は伏せられていました。

 

【何曜日に生まれたの】原作は?タイトルの意味や由来は? 

では、このドラマについてみていきます。

 

何曜日に生まれたの原作は? 

このドラマに原作はありません。野島伸司さんの完全オリジナル作品になります。野島伸司さんと言えば、

「社会的問題」を取り上げたドラマが数多くあります。障害者差別や、いじめ、自殺など少し重いテーマのドラマがあります。

 

1993年の「高校教師」では、近親相姦・教師と教え子の駆け落ちなどを描くまでは、「101回目のプロポーズ」をはじめとする、

ラブストーリを描いていましたが、この「高校教師」がポイントとなり、ドラマにつぎ、映画化もされ、

 

そこから野島伸司さんの「社会問題」を取り上げるドラマが生まれていきます。KinKi Kidsが広く世に知られるようになった

「人間・失格〜たとえばぼくが死んだら」は学校でのいじめや体罰などを描いた作品となっています。

 

「TBS野島伸司シリーズ」の4部作と言われる、「聖者の行進」は知的障害者を取り上げた作品となりましたが、

あまりに過剰な内容に、クレームが相次いだり、スポンサーが降りるなどかなりの話題となりました。

 

そんな野島作品を彷彿とさせる、「何曜日に生まれたの」かつての作品を視聴していた人には、懐かしさもあったかもしれません。

 

タイトルの意味や由来は?

主人公のすいは、高校生の時サッカー部のマネージャーをしていましたが、その部内でも「エース」といわれていた、

雨宮の運転するバイクで出かけた。しかし、事故に遭ってしまい、その後のサッカーの試合に彼がいなかったことで

 

サッカー部は2回戦敗戦。という屈辱を味わったが、登校したすいを待っていたのは、「なんでお前じゃなかった」という周りの目。

すいは助かったのですが、雨宮は重傷だったのか、助からなかったのか・・・。すいは周りの視線に耐えられず引きこもりになりました。

 

しかし、10年後父は売れない漫画家を続けながら、すいは家事手伝いをしていました。そんな時、編集者から、

「連載打ち切り」を言い渡されたのですが、打ち切られると「家賃が支払えない」という状況に、

 

編集社は売れっ子ラノベ作家の公文とのコラボレーションを提案しました。なんでもすると言った父丈治はその話に乗りました。

そして、打ち合わせをする中で、「娘が10年引きこもり」という観点から、それを公文がラノベに起こし、

 

丈治がキャラクターを描くという基本ができましたが、丈治はあまり気が進みませんでした。しかし公文はすいの部屋に入り、

机に「同窓会」の案内を見つけました。丈治も「お金のために」とすいに協力をお願いしました。

 

すいも「家賃が払えない」から、父の作品に協力をすることにしましたが、公文は「同窓会に出席してほしい

というのです。10年ぶりに会う同級生。覚悟したすいですが、当日過呼吸を起こして倒れてしまいました。

 

しかし、それでも公文は同窓会へ行くことを勧めました。でも「何を話したらいいかわからない」というすいに

なんうま」と言います。日本人は血液型占いや星占いが好きなように、東洋では「何曜日に生まれたか?」で話が盛り上がる。

 

そこでおまじないのように、すいに「なんうま」と唱え、同窓会へ向かうのです。「何曜日にうまれたの

と、相手にきくことは、10年の引きこもり生活から抜け出すすいへのおまじない。そして、トラウマを克服するための会話の一歩なのです。

 

元ネタやモデルは?ツイッターの反応は? 

ではモデルについてみていきましょう。

 

元ネタやモデルはあるの? 

長く閉塞感のあったコロナ禍から、ようやくマスクが取れましたね。
今回はそこを踏まえてかなりトリッキーな物語ですが、鮮度の高い若いキャストで、前向きなメッセージを届けられたらと思います。

出典:コメント|『何曜日に生まれたの』|朝日放送テレビ (asahi.co.jp)

こちらは、ドラマ公式ページに脚本家の野島伸司さんが寄せたコメントです。「すい」は10年間の引きこもり=こもりびとですが、

父が何度もこだわっていたのは、「コロナで外出規制もあったので、実際は・・・」というセリフ。

 

約5年近く続いた、コロナによる外出規制がやっと今解除され、自由に人々は行き来することができるようになりました。

そして、必需品だったマスクも個人の判断で外してもいい。となった今だからこそ、野島伸司さんが描きたかった世界観が原作となります。

 

高校生の時のトラウマと向き合うことになる、すいとその真相を知っていく父親。ドラマはこの2人が軸になり、進むと思われます。

すいの視点で公文が文章を描き、それを父の立場から娘を描き出す。「なんうま」という会話の呪文

 

すいにどんな過去と向き合わせ、今の自分を見つめていくのでしょうか!?

 

ツイッターの反応は? 

やはり野島伸司さんの作品と言えば、テーマ曲が大きなポイントになりますね。今回は、1966年にリリースされた

The Hollies「Bus Stop」がドラマを飾っていますが、この選曲とドラマの雰囲気が不思議と一致しますね。

 

まとめ

・脚本は「TBS野島4部作」で有名な野島伸司さん

・10年間引きこもりのすいが、自ら題材となるため同窓会へいくため、公文が会話のきっかけを与えた「何曜日に生まれたの」

・モデルはコロナで数年自由に外出できず、マスク着用された世界から解放された今だから生まれた作品

・Twitterでは「これぞ野島作品!!」とすでに1話で次への期待が高い

 

野島伸司さんと言えば、本当に重いテーマを扱い、再放送が禁止となっている作品もあるほどに、

その時代を代表する作品を世に送りだしていました。この「何曜日に生まれたの」も、この会話がきっかけに

 

「こもりびと」のすいが、トラウマと向き合い自分自身をどのように成長させていくのか楽しみですね。

 

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