NHK総合で2024年5月11日から、全4回にて放送されている「パーセント」は、障害者を主人公にしたドラマを制作したい、

架空のローカルテレビ局と、ドラマ班に異動したい未来、そして未来の企画にぴったりとはまる車いすの女子高生、

 

ハルとの交流が描かれていますが、しかしタイトルの「パーセント」は何を示しているのでしょうか!?

 

【パーセント】タイトルの意味や由来は? 

ではまずこのドラマの原作から見ていきましょう。

【パーセント】原作者について 

名前   大池容子

生年月日 1986年

出身地  大阪府

2010年青年団演出部に入団。同時に「うさぎストライブ」を主宰し、すべての公演で、

「作」「演出」を務める。2019年「バージン・ブルース」にて、【北海道戯曲賞】大賞を受賞。

 

翌年NHKドラマ「いないかもしれない」の脚本を担当し、

Asian Academy Creative Award 2021 BEST ORIGNAL SCREENPLAY 優秀賞

を受賞し、再びNHKドラマ「エンディングカット」の脚本を担当する。

 

【パーセント】タイトルの意味や由来は?

このドラマは脚本のあるドラマですが、実際はこのドラマが出来上がっていく過程すべてを組み込んだ、

「ドキュメント」のように制作されています。それは未来がドラマ班への異動を夢見て、

 

「Pテレ」のプロデューサーをしながら、企画書を提出し続けやっと通ったのは「学園モノ」でした。

しかし、テレビ局は「多様性」を理由に、主人公を【障害者】にすることを条件にドラマ制作を許可します。

 

そして、実際にNHKはこのドラマを制作するにあたり、100名以上の俳優と出会いました。

元々はイギリスの放送局BBCが、性別、障害、人種を排除した様々なマイノリティが参加する、

 

「ポジティブ・アクション」を実行しました。これは様々なマイノリティが参加する「割合=%」を増やす活動だったのです。

NHKも実際に100名以上の様々なマイノリティの俳優と出会い、「障害者を起用する割合を増やす」ことを目標に、

 

この「ハル」役は選出されました。その過程そのものが未来がプロデューサーとして、「劇団S」のハルと出会い

主役を拒絶し、「障害を利用されたくない」と言うハルの気持ちや、自分の企画を通すために、

 

ハルと向き合っていく未来。その姿こそが、このドラマを制作する過程の裏側そのものだったのです。

NHKが様々なマイノリティの人々へ、俳優となる割合=%をあげるために制作されたドラマなのです。

 

【パーセント】元ネタやモデルはいるの? 

では実際に起きたことをモデルにしていますが、その元ネタはあるのでしょうか!?

 

【パーセント】元ネタやモデルは? 

「パーセント」のモデルは、このドラマ自体を制作することが、100名以上の様々なマイノリティを持つ人々の出会いから始まっています。

では、そのような「コンセプト」でドラマを制作してみよう!!となった元ネタやモデルは存在するのでしょうか!?

 

このドラマのプロデューサーを南野彩子さんが担当しています。それはさかのぼる事数年前。彼女は1枚の履歴書を手にしました。

目の前にいる俳優は車いすに乗っています。しかし、ドラマ撮影の現場は車いすが入れるのか!?

 

という疑問が彼女を襲いました。そしてその疑問こそが、障害者への偏見であることに気づきました。

だからこそその偏見を排除したドラマを制作したいと思い立ったのですが、そうなると募集要項が書けないのです。

 

「障害者募集」でもなく、「多様性の時代」でもなく、偏見の壁を失くした言葉は何なのか!?

何度も行き詰まり、悩みながら何人もの障害者や、様々なマイノリティを持つ人々と出会いました。

 

この「パーセント」というドラマが出来上がった、元々のきっかけとなるモデルは、プロデューサー南野さんの

ふと浮かんだ疑問が、そもそも障害を持つ俳優を、ドラマに出演する割合を少なくしているのではないか!?

 

という気づきからでした。もし、数年前に南野さんが車いすに乗った俳優さんに出会っていなければ、

このドラマは生まれていませんでした。その車いすの俳優さんが誰であるかは明かしていませんが、

 

障害があっても、1人の人間として向き合いドラマを制作したい。と思わせた人物がいたのですね。

 

ツイッター(X)の反応は?

今時代は「多様性」と言いますが、それがうわべだけでないドラマという事がわかりますね。

 

まとめ

・「パーセント」の脚本はNHKとつながりも深い大池容子さん

・タイトルの由来はイギリスのBBCの活動から、様々なマイノリティの人々の参加の割合を表す

・元ネタはプロデューサーの南野さんが、過去に手にした履歴書の俳優にあった

・Xではうわべだけではない「多様性」に踏み込んでいると高評価

 

今回はNHKドラマ「パーセント」の、タイトルの意味や由来について調べてみました。タイトルの由来は、

障害など様々なマイノリティの人々が、社会に参加する「割合」がタイトルとなっていました。

 

そして、ドラマ制作の舞台裏そのものが、ドラマとなっているドキュメンタリータッチのドラマであることがわかりました。

 

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