「狼と香辛料」は原作者支倉凍砂さんのデビュー作でもあり、第12回電撃小説大賞の銀賞受賞作品です。

中世ヨーロッパの経済活動を元にしたライトノベルであり、2008年1月にはテレビアニメ化され、2024年4月には新シリーズが始まります。

 

6月にはゲームにも採用されました。2007年には原作を元として漫画も発売されています。なぜタイトルが「狼と香辛料」になったのでしょう。

 

【狼と香辛料】タイトルの意味や由来は? 

かわいらしい女の子ですが、耳が特徴的です。

【狼と香辛料】原作者について 

原作者についてみていきましょう。

名前    支倉凍砂(はせくらいすな)

生年月日  1982年12月27日

出身地   千葉県

デビュー  2005年

職業    小説家、漫画原作、ゲームクリエイター

出身大学  立教大学

14歳から小説を執筆し始め、16歳から本格的に小説を出版社に送るようになった。影響を受けたのは、

ジャン・ファヴィエ金と香辛料

・阿部謹也ドイツ中世後期の世界』

     『中世の星の下で』

 

このように海外を題材にした作品に感銘を受け、大学在学中に「狼と香辛料」を執筆し2005年に「第12回電撃小説大賞銀賞」を受賞したことで、

本格的に小説家として、デビューすることになる。この「狼と香辛料」はシリーズ化されており、

 

「このライトノベルがすごい2007」にて、新人ながら第1位を獲得しています。「狼と香辛料」は漫画本として24巻まで発売され、

シリーズの「新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙」は9巻まで発売されています。新人ながらデビューから活躍が目覚ましい存在でした。

 

その後も様々な作品を発表しています。

・ビリオネアガール

マグダラで眠れ

少女は書架の海で眠る

WORLD END ECONOMiCA

少女は書架の海で眠る

 

ちなみに名前はペンネームであり、本名は「非公開」となっています。

 

【狼と香辛料】タイトルの意味や由来は?

主人公は旅商人のクラフト・ロレンスです。パスロエ村に滞在した際に、「ホロ」と名乗る、

密行者】を見つけました。彼女は狼の耳と尻尾を持っていた。故郷の「ヨイツ」にて、麦の豊作に尽力してきたが、

 

技術の進歩により、だんだんと自分がないがしろにされていることに耐え切れずに、故郷を脱出してきたのだった。

それは町がにぎわう「収穫祭」の日だったが、ホロは「狼の化身」であり、クラフトと行動を共にすることになる。

 

そして、様々な試練を乗り越えて、彼女の故郷のヨロイを目指すことになる。そして、この主人公は、

クラフトとホロの2人になった。そして、タイトルはこの2人のことを指している。

 

「狼」は化身であるホロのことであり、「香辛料」はこのストーリーのキャラクターが書いた戯曲の中で、

「肥え太った魂にたっぷりと香辛料のうまみを効かせた大金持ちの商人」

というセリフから、青年行商人のクラフトを意味している。

 

【狼と香辛料】元ネタやモデルはいるの? 

ではこのストーリーに元ネタやモデルはあるのでしょうか!?

【狼と香辛料】元ネタやモデルは?

原作者の支倉凍砂さんは、普段は小説よりも漫画を読むそうですが、感銘を受けた作品として、

ジャン・ファヴィエ『金と香辛料をあげています。この作品は中世のヨーロッパの経済を描いた作品です。

 

そしてもう1つ、阿部謹也『ドイツ中世後期の世界』の作品をあげています。こちらは舞台はドイツですが、

これも「中世」の時代を描いた作品であり、ドイツ騎士修道会の話しが中心となっています。

 

このように現代ではなく、時代背景が「中世」のヨーロッパの行商人という点から、この2つの作品が大きく影響しているのかもしれません。

ただし、狼の化身のホロは原作者のオリジナルだと思われます。

 

ツイッター(X)の反応は?

ファンはまさかシリーズ化されるとは思っていなかったようですが、歓迎されているようですね。

 

まとめ

・「狼と香辛料」原作者支倉凍砂さんのデビュー作

・タイトルは2人の主人公を指している

・原作者が大きく影響を受けた中世を描いた、他の作者の著書が存在する

・「狼と香辛料」はいったん終了したが、シリーズ化されたことに喜ぶファンも多い

 

今回は2024年4月から、テレビ東京系列にて放送が開始される「狼と香辛料」のタイトルの意味について調べました。

狼はホロであり、香辛料は行商人のクラフトのことを指していることがわかりました。

 

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