現在フジテレビ系列で放送中のドラマ「エルピス」。過去に起きた少女連続殺人事件をめぐり、
すでに死刑が確定している、松本死刑囚が本当は「冤罪」だったのではないか!?と疑問を持ち始め
深夜番組の1コーナーでの放送でしたが、世間が大きく注目する出来事へと発展していきます。
ドラマ【エルピス】について!タイトルの意味や由来は?
原作や脚本は?
このドラマの最後に、「実際に起きた事件に発想を得て」とテロップが流れます。
原作はなく、本当に過去に起きた事件に着想を得て、制作されたドラマとなります。
しかし、その事件がどの事件なのか明確にはなっていません。そのため、複数のこういった連続殺人事件や
「冤罪」の可能性のある事件を重ね合わせて、ドラマ化されたものと思われます。
タイトルの意味や由来は?
タイトルの「エルピス」はギリシャ神話の、『パンドラの箱』からきています。それは開けてはいけない箱。
として有名ですが、その箱を開けたときに、最後に残るものは何か!?「幸福なのか災いなのか!?」
すでに『死刑』が確定している何年も前の事件に、意を唱えることこそ「パンドラの箱」を開ける行為です。
そして、その時の真相を確認していく作業は、パンドラの箱から一つ一つ何かを取り出す作業。
その最後に残るのは、『冤罪』というハッピーエンドなのか?または『死刑』というバッドエンドなのか!?
元ネタやモデルは?ツイッターの反応は?
では元ネタはどこにあるのでしょうか!?
元ネタやモデルはいるの?
「実際に起きた事件」とドラマで明記しているので、元ネタやモデルとなった事件は実在するはずです。
しかし、露骨に「この事件」とは明記していません。しかし、死刑囚の名前が「松本」という時点で、
オウム真理教の「松本死刑囚」を思い浮かべる方は多いでしょう。しかしあの事件は『冤罪』ではありませんでした。
そして、「少女連続殺人事件」も数多く起きていますが、そこから「冤罪」になったケースはあまり聞いたことがありません。
しかし、すでに刑が執行された後に、遺族が「再審請求」をしているケースもあります。
そして、すでに容疑者とされた男性は死亡してしまいましたが、「毒ぶどう酒事件」については、当時の警察の
ずさんな捜査が問題視され、「自白」もほぼ警察の脅迫によるものだった。とこのドラマと共通している部分があります。
ツイッターの反応は?
エルピス、次回予告見る限り相当ヤバい事件をモデルにしちゃってる気がするぞ…?「実在の複数の事件から着想を得たフィクション」としておいて、エンドロールの参考文献には記載してない事件がある、たぶん。事件史に造詣のある人なら誰でもわかるあの事件だ。震えるぜ。。pic.twitter.com/SKNihrR8jL
— ドラマ考察/評論/実況好きの大島育宙(無限まやかしの非ドラマ回も告知します) (@zyasuoki_d) December 2, 2022
扱ってる事件は現実のものをモデルにしているところとか、政治家や警察が腐敗してるところ、社会に差別が横行してるところ、主人公が起死回生を図っているところ、しかも失敗した後精神的な問題を抱えてるところ(パニック障害)など、偶然とはいえ今フジテレビで放送してる『エルピス』と
— 堺三保/Mitsuyasu Sakai (@Sakai_Sampo) November 24, 2022
冤罪の事件を追った『殺人犯はそこにいる』(清水潔)を今読んでるんだけど、明らかにここに載ってる飯塚事件あたりが #エルピス の話のモデルで、しかも現実の副総理の地元で震える。ドラマはこういうことをやろうとしてるのかと。ドラマきっかけでこういう本が広まるといいなhttps://t.co/0snE4tiPdI
— 三宅香帆💐『妄想古文』発売中! (@m3_myk) November 28, 2022
この「飯塚事件」をモデルにしている。という意見は多くありました。逮捕まで2年。刑の執行までわずか2年。
そして、今遺族が「再審請求」を行っています。しかし、それ以上に触れてはいけない事件がモデルなのかもしれません。
まとめ
・原作はないが、実際の事件を元に脚本を書いている
・タイトルは「パンドラの箱」に由来している
・モデルとなった事件は複数予想できるが、それを複合してドラマ化したかもしれない
・Twitterでは「飯塚事件」をモデルにしているという意見が多い
どうして「連続殺人事件」という残忍な犯行はなくならないのでしょうか。そして、今の捜査力をもってすれば
『冤罪』は防げるはずのものかもしれません。しかし、このドラマは事件だけでなく、腐敗した社会も描き出していると思います。