最近、若手女優の中でも活躍が目覚ましい「岸井ゆきのさん」主演の映画【ケイコ目をすませて】

2022年の12月に公開された映画ですが、様々な映画賞で、主演女優賞や、作品賞などを受賞している話題作です。

 

ただ、単に「ボクシングの映画」と言うわけではなく、ケイコは生まれつきの聴覚障害者です。

 

ケイコ目を澄ませてのタイトルの意味や由来は?元ネタやモデルはあるの?

岸井ゆきのさん、最近本当に様々な作品に出演してらっしゃいますね。

ケイコ目を澄ませてのタイトルの意味や由来は?

ケイコは生まれつき両耳が聞こえない。聴覚障害者です。しかしずっとボクシングを続けています。

ボクシングと言えば、レフリーからの指示や、ゴングの音など、「聞こえる」ことが前提のスポーツかもしれません。

 

しかし、彼女は生まれつき耳が聞こえないながらも、ボクシングを続けて試合にも出場しています。

その時に、どのようにレフリーからの指示や、トレーナーからの指示を瞬時に受け取ることができるのでしょうか?

 

そういったやりとりは映画の中では描かれていません。しかし、実際には様々なサインを決めて、

ケイコは瞬時に目で見て判断して、試合に臨んだのではないでしょうか?そのため「目を澄ませて」と書かれているのではないでしょうか?

 

健常者でも、何か小さな音を聞くときに、「よく耳を澄ませて」ということがあります。耳の聞こえない、彼女にとって、

「澄ませる」は耳ではなく目なのです。だからこそタイトルに大きく書かれているのでしょう。

 

原作や脚本は?

原作は実際にプロのリングで、4戦した小笠原恵子の自伝『負けないで!』が、この映画の原作となっています。

彼女は本当に耳が聞こえない、聴覚障害者のプロボクサーでした。しかし、障害など微塵も感じさせない明るさを持ち合わせていました。

 

再開発が進む下町の小さなボクシングジムで、日々トレーニングを積む恵子さん。母親は「いつまで続けるの?」と尋ねて来ます。

恵子はいつジムをやめようか考えますが、ちょうどその頃ジムの会長が、「ジムの一時閉鎖」を決めたことを知りました。

 

そこから会長と2人の二人三脚が始まるのです。そんな実話を、2018年きみの鳥はうたえる』で作品賞受賞した

三宅唱さんが「脚本、監督」を担当して、映画化となりました。しかし、この映画は通常の映画と異なり、

 

今はほとんど使われなくなった。16ミリフィルムで撮影されています。そのため観る人によっては懐かしさも覚えるでしょう。

 

元ネタやモデルはあるの?他におすすめのボクシング映画は?

恵子さんは実際にリングにあがったのですね。

元ネタやモデルはあるの?

モデルは聴覚障害者の「小笠原恵子」さんです。自叙伝を元にして脚本が描かれています。

映画のケイコもリングにあがりますが、ボクシングだけに焦点を当てたわけでなく、健常者との関わりや

 

家族との関わりを描いています。弟の対話では、昔の「字幕映画」を思わせる演出がされています。

その反面、おそらく同級生である聴覚障害者同士が、お茶を楽しむシーンでは、字幕はありません。

 

それは、映画を視聴している側が、「目を澄ます」時なのです。手話が理解できなくても、人々の表情からその会話を読み取るのです。

他におすすめのボクシング映画は?

まずおすすめしたいのは

BLUE

2021年公開の松山ケンイチさん主演映画です。8年にかけて構想をねりあげ、それに惚れ込んだ松山さんが、2年かけて体を作り上げて撮影されました

プロボクサーだがいつも負けてしまう瓜田。今日も練習に打ち込むが、生まれながらにボクシングの才能あふれる後輩が、同じジムにいた。

アンダードッグ

2022年1月、AMEBAと東映ビデオが、共同制作し、1月から配信となった、森山未來さんと北村匠海さん主演映画です。

おふたりとも肉体改造をして、この作品に挑みました。第一線から落ち「噛ませ犬」ボクサーが出会ったのは

 

児童養護施設でボクシングと出会い、天才的な才能を発揮する、若手ボクサー。この出会いが何を生み出すのか?

 

 

百円の恋

32歳で引きこもりの一子。妹が子供を連れて帰って来たことで、喧嘩の絶えない日常に。実家の弁当屋ではなく

100円ショップで働きだすが、底辺の集まりのような店。そこにいつもバナナを買いに来る、近くのボクシングジムの男性がいた。

 

安藤サクラさん主演の映画で、2014年12月に公開されているが、様々な賞を受賞した話題作。

 

 

まとめ

•主人公ケイコは聴覚障害者のため、目を澄ます

•原作は聴覚障害者小笠原恵子さんの自叙伝

•実際にボクシングシーンもありますが、日常が描かれている

•BLUE、アンダードッグ、百円の恋などがおすすめ

 

聴覚障害にも負けず、ボクシングを選んだ恵子さんはすごいですね。健常者の女性だとエクササイズとして取り入れてますね。

この映画の舞台挨拶は、実際にプロボクサーを目指して、オリンピック出場を目標にしていた、

 

南海キャンディーズの静ちゃんが登壇したそうです。静ちゃんがボクシングに打ち込む姿も、すごかったですね。

 

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