ドラマ【スカム】はMBS制作のテレビドラマです。MBSでは6月30日から毎週日曜日

 

TBSでは7月2日から毎週火曜日に放送されます。

 

主演には映画「L♡DK」やドラマ「ミストレス」などに出演し、人気急上昇中の俳優・杉野遥亮さんです。

 

共演するのはドラマやCM、ナレーションなどで活躍中のバイプレーヤー・前野朋哉さんや【ホンマでっか!?TV】に出演し話題になった女優・山本舞香さんなどです。

 

今作は若者の詐欺を取り扱ったドラマで、それを今勢いのある若手俳優陣が演じます。今回はドラマ【スカム】についてまとめました。

ドラマ【スカム】とは?

 

MBS制作のドラマ【スカム】ですが、舞台は2009年の日本になっています。

 

大手投資会社であるリーマン・ブラザーズの経営破綻により巻き起こった、世界的な経済危機であるリーマンショックの頃の話です。

 

一流企業に就職するも新卒切りにあった草野誠実は、奨学金や父親の医療費などに苦しめられます。

 

今作は、今も被害が増え続ける詐欺、中でもオレオレ詐欺に手を染めることとなった若者の顛末を描く、社会派エンタテインメントとなっています。

 

監督を務めるのは、映画「全員死刑」で話題になった小林勇貴さん

 

脚本は同じく「全員死刑」で脚本を担当した継田淳さん

 

そして若手俳優陣が多く出演する中、和田正人さん、大谷亮平さん、杉本哲太さんら実力派が脇を固めます。

 

キャスト、スタッフ共に豪華で、深夜ドラマながら力の入った作品となりそうです。

 

ドラマ【スカム】タイトルの意味は?

 

ではここで【スカム】という言葉について考えていきましょう。

 

【スカム】という言葉を調べると、泡や浮き滓を意味する英語で、排水処理槽などの表面に浮き溜まっている厚い油膜などを指す言葉で、そこから派生したスラングでもあります。

 

ゴミのような存在を例えて言う場合もあるそうです。

 

今作にテーマとして、若者の貧困や世代間格差があります。そこから察するに、現代社会から溢れてしまった、それこそ浮き滓のような裏社会を生きる若者たちを表したタイトルなのかもしれません。

 

 

 

原作や元ネタの内容ネタバレは?

 

ドラマ【スカム】は、裏社会を生きる若者たちを取材するルポライター・鈴木大介さんのノンフィクション作「老人喰い」が、原作ではなく原案として使用されています。

 

平均貯金額が2000万円と言われている高齢者を狙う詐欺「老人喰い」という社会問題を取り扱った作品です。

 

より精緻化し、組織的に行われる犯行に、現代社会の闇を見出した作品で、詐欺の手口を知るのに良い内容となっています。

 

貯金2000万円の人間を騙して200万円を奪う、ということに罪悪感を感じないという犯罪心理や、特殊詐欺を生業とする若者たちの理屈なども非常に興味深い内容となっています。

 

出版されたのは2015年ですので、詐欺の仕組みや細かいところは進化しているかもしれませんが、詐欺の根幹の部分を知ることができますので、興味のある方は原案「老人喰い」を読んでみてはいかがでしょうか。


 

ということで今回はドラマ【スカム】についてまとめました。

 

特殊詐欺や若者の貧困などをテーマにした作品なだけあって、社会派エンタテインメントとなっています。

 

そしてそれを今注目の若手俳優陣と脇を固める実力派俳優、そして新進気鋭のクリエイターが映像化します。

 

現代日本の社会問題である詐欺被害、詐欺をする犯人たちは、どのような大義を持って犯行に及んでいるのでしょうか。

 

日に日に手口が巧妙化し、誰もが被害に合う可能性があります。その中で我々はどのようにして自分の身を守るべきなのか。

 

全ての人に見て欲しい、そんな作品になっていると思います。

 

MBSは6月30日の深夜1時50分から(初回のみ)、TBSでは7月2日の深夜1時28分から放送が始まります。

 

ドラマ【スカム】、今から放送が楽しみです!

 

 

 

 

https://www.mbs.jp/drama-scams/

 

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