池井戸潤さん原作の「鉄の骨」、NHKでドラマ化され、韓国でリメイクもされた後、WOWOWでドラマ化されている話題作です。
今回はこのタイトル「鉄の骨」の意味について調べていきたいと思います。これは実際に起きた大手ゼネコン5社の
談合が題材となっています。
ドラマ【鉄の骨】原作や脚本は?元ネタやモデルは?
鉄の骨良かった~✨ pic.twitter.com/yEQ8iwWYrC
— jjj (@jjjbbddgg) September 7, 2022
ではドラマ化などに伴い原作、脚本を見ていきましょう。
原作や脚本は?
原作は池井戸潤さん原作の「鉄の骨」です。文芸誌に連載された後、文庫本化され、大ヒットしました。
そして、映像化されたの3回。1度目は小池徹平さん主演でNHKです。このときの脚本は西岡琢也さんです。
生年月日 1956年5月27日
出身地 京都府
1979年デビュー
・文化庁芸術祭テレビ部門ドラマの部優秀賞
・ギャラクシー賞最優秀賞等を受賞。
2度目の映像化は、韓国でのリメイク版でした。この時の日本語タイトルは「太陽の都市」でした。
3度目の映像化は、神木隆之介さん主演のWOWOWでのドラマ化です。この時の脚本は前川洋一さんでした。
生年月日 1958年12月8日
出身地 東京都
1993年デビュー
・読売ゴールデンシナリオ賞優秀賞を受賞
・第28回放送文化基金賞テレビドラマ賞受賞
元ネタやモデルは?
元になった事件は、2006年に間組が自首して明らかになった、名古屋市の地下鉄工事をめぐる談合事件です。
清水建設、鹿島建設、前田建設、奥村組、大林組の5社が、地下鉄工事入札を巡り『談合』をしていいたという事件です。
鉄の骨の原作について!ツイッターの反応は?
#読了#鉄の骨 #池井戸潤
建設業界の「必要悪」(と作中の人物は言う)談合の物語。主人公は中堅ゼネコンの新入社員。
談合の行方よりも、銀行員である恋人との関係の方が気になって😅
彼女を狙うエリート行員がいてドキドキ。女心のフクザツさに翻弄される😳
結末は倍返し❗️…それは別の小説か😅 pic.twitter.com/ZF8gnXZcql— たかはや@生涯一読書人😄 (@hayatakashi1763) September 5, 2022
では原作やタイトルについて触れていきたいと思います。
鉄の骨の原作について!
建築科を卒業して、建物を建てたい!!という意思を持ち、平太は大手のゼネコンの入社試験に挑戦するが、
軒並み不採用となり、中堅のゼネコン会社に入社することになりました。そして4年現場で経験を積み、
業務課への異動を言い渡されましたが、本来と違う職種に戸惑う上に、業務課は「談合課」と呼ばれる部署だと知りました。
それはいけないことだとわかっていながらも、平太は『必要悪』と言われながら、何億円規模の談合に手を染めていくのです。
ツイッターの反応は?
#鉄の骨 #読了 読み終えてロス。若い会社員の葛藤と仕事熱に共感しながらも業界悪(談合)に迫る展開が胸熱。たまにはこういうお仕事本を読んで刺激をもらうべき。建設現場を知らない人が読んでも話が入ってくるし勉強になる。平太みたいに上層部の面前で毅然とした態度とれる人になりたい。
— おとみや@読書垢 (@otomiyablog) September 7, 2022
せっかく超奇跡的に土日連休で連日の野球予定が今日はグランド不良で中止。
やることもないから先日加入したhuluで池井戸潤原作の「鉄の骨(WOWOW制作)」を視聴。
今のところの感想。
WOWOW→原作に忠実
NHK→キャスティングが渋い
民放→オリジナリティ出し過ぎ
※個人的見解— むっつ (@r1832072) September 3, 2022
談合はそんなに悪い事か?競争こそが悪。
「鉄の骨」でも同じこと言ってたなぁ。
— ヨーク (@dramanians) September 5, 2022
談合して、それぞれの得意分野へ工事受注を振り分ける。それは必要なことなのかもしれないが、
その談合に参加せず、入札した建設会社の立場はどうなるのか!?
まとめ
・NHK版の脚本は西岡琢也さん、WOWOW版の脚本は前川洋一さん
・モデルとなったのは、実際に起きた名古屋の地下鉄工事の談合事件
・建築物を作りたい!と中堅ゼネコンに入社した平太。必要悪と言われながらも談合に手を染めていく
・Twitterでは、それぞれの原作、映像化の感想が異なっている。が、よい原作というのは共通している。
「談合」は必要悪と言われ、今まで何度もニュースで見てきましたが、「鉄の骨」というタイトルはゼネコンが得意とする
鉄を使った工事のことを示しているのか?地下鉄工事で路線を伸ばすため、鉄のレールを意味しているのか!?
もしかしたら、熱い志を持って入社した平太の気持ちなのかもしれない。その鉄の心も「必要悪」へ飲み込まれていく。