山口つばささん原作によるコミック「ブルーピリオド」、【月刊アフターヌーン】にて連載されています。そして現在単行本の売り上げは累計300万部突破の大ヒット!

絵を描くことの楽しさに目覚めた主人公と、その主人公を取り巻く人々や、美大へ入学するための予備校での交流など、美大をめぐる青春を描いています。

 

今回は「ブルーピリオド」というタイトルの意味を考えてみます。

 

【ブルーピリオド】タイトルの意味や由来は? 

2021年2月と少し情報は古いですが、コミック本の売り上げは300万部以上ということで、いかにこの作品が受け入れられているかわかりますね。

【ブルーピリオド】原作や脚本は? 

この作品はすでに「テレビアニメ」化されており、2021年10月からTBS系列の各放送局で放送予定です。

放送局により、開始日や放送時間が異なるので、公式ページでしっかりと確認してくださいね。

 

先ほども書いたようにこのアニメの原作は「山口つばさ」さんです。

  • 告白の時間+
  • 彼女と彼女の猫
  • おんなのこ

2014年に「アフターヌーン四季賞」で佳作を受賞されてからなので、漫画家としてはまだ駆け出しとなるでしょうか!

まだまだ作品数は少ないですが、今後が楽しみな漫画家となりそうですね。

 

そしてアニメ化にあたり「脚本」が必要となりますが、吉田玲子さんが全体を担当されるようです。

今まで担当したアニメ作品はどれもが、有名な作品ではないでしょうか!?

  • ドラコンボールZ
  • おじゃる丸
  • おジャ魔女ドレミ
  • バクマン。
  • アルテ

おジャ魔女ドレミは、幼い頃に見ていた世代が大人となり、今またリバイバルしていますね。そして誰もが知る「ドラコンボール」も手掛けています。

「バクマン。」については、アニメ化もされましたが、その後神木隆之介さん出演で実写化もされました。

 

最後に記載した「アルテ」は個人的感情もあり、入れてみました。貴族の女性が自立して生きる中世の物語で

絵描きは男性が当たり前の世界に飛び込み、逆境を跳ね返しながらもたくましく、そしてその実力は誰もが認める絵描きとなります。

 

こうして見ると、時代設定や、キャラクターの設定がほとんどバラバラですが、様々なジャンルを手掛けることができる脚本家ということですね。

 

【ブルーピリオド】タイトルの意味や由来は?

では「タイトルの意味」を理解するにあたり、それぞれの言葉をばらしてみます。

ブルー・・・憂鬱

ピリオド・・期間

短いタイトルですが、通常ブルーは色を指しますが、他にも意味があります。ピリオドも「終わり」を示す意味ですが、他にも意味があります。

 

そして、物語の主人公矢口八虎は、成績優秀な高校2年生ですが、友達も多くいわゆる「リア充」な生活を謳歌していると思われていました

実はどこかで【虚しさ】を抱え、その虚しさを埋められない、空虚な気持ちを抱えていました。

 

しかし、ある日【1枚の絵】に出会った時、『絵は文字じゃない言語だから』と、衝撃を受けました。

そこから絵を通じて気持ちを表現する日々が始まるのです。つまり彼の満たされない気持ちは、「絵により」満たされ

 

志望大学は難関の東京藝術大学へ絞ることで、倍率200倍の狭き門を、残り650日で突破するために、奮闘が始まります。

つまり、八虎は「1枚の絵」に出会ったことにより、それまでの空虚な気持ちから抜け出すことができたのです。

 

【ブルーピリオド】元ネタやモデルはいるの?

では、実際に八虎のモデルなどはいるのでしょうか!?

 

【ブルーピリオド】元ネタやモデルは?

八虎が入学を希望する「東京藝術大学」は実在しています。1949年に設立された、国立の大学です。前身は「東京美術学校」明治18年の創立なので、

それを含めると、国内において一番歴史ある「藝術大学」となります。

大学には

  • 美術学部
  • 音楽学部
  • 映像研究科

などがあり、ここから「役者」を目指した方も多くいらっしゃいます。もちろん芸術家の方も多く輩出されている名門校ですが、倍率の高い狭き門ですね。

そして八虎が、受験のために通うことになる予備校「東京美術学院」も実在しています。昼と夜間でクラス分けされています。

 

この予備校に八虎は2年生の冬に夜間部に入りますが、周りから感化され、その才能は加速度をあげ成長していくのです。

そして八虎の友達3人、八虎、歌島、恋ケ窪は頭文字を足すと、ミュージシャンの「湘南乃風」の代表曲【純恋歌】になることから、

 

3人で歌いますが、八虎は「マラカス担当」ということで、八虎だけはメンバーに入れないようですね。

そして八虎の同級生である鮎川は、同じ美術部員の男の子だが、心は乙女♬ロングヘアがトレードマークで、いつも女装している。

 

そして、浜崎あゆみを崇拝しているため「アユカワ」と呼ばれるのを嫌い「ユカ」と呼ばれることを好み、実際にInstagramをやっている。

このようにモデルとなった「この人」という人物は存在しませんが、実在する学校や、アーティストが登場します。

 

ツイッターの反応は?アニメの感想は?

原作者さん自らの【告知】も入れてみました。みなさん「ブルーピリオド」の世界観を表現しようと、模写をしたり、

様々な【グッズ】がすでに販売されているため、漫画の世界を再現したり、思い思いに楽しんでいるようですね。

 

まとめ

・原作は2014年デビューの「山口つばさ」さん、脚本はドラゴンボールZでデビューした「吉田玲子」さん

・タイトルの意味は八虎が満たされない【虚無感】から、たまたま見た美術室の絵に感銘を受け、美大を目指すために動き出す。虚無の世界からの脱出!

・大学や予備校、好きなミュージシャンなどは実在する。

・Twitterの反応は、世界観を表現するために、「模写」をする人も多く、中にはグッズを使いその世界を再現している。

 

今回は10月から始まるアニメ「ブルーピリオド」のタイトルの意味について取り上げてみました。

誰もが10代では「目標」を見いだせない時期があるかもしれません。その中で、八虎は1枚の絵に出会ったことから

 

それまで抱えていた「空虚な世界に終わりを告げた=ブルーピリオド」を迎えたのです。

 

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