人気作家・湊かなえさんの書かれた小説『ポイズンドーター・ホーリーマザー』がドラマ化することが決定しました。

 

放送は7月6日土曜夜10時からスタートし、WOWOWプライムで全6話で各話に、心に毒(ポイズン)を抱えた女性たちが登場します。

 

主演を務めるのは豪華な面々ばかりで、原作のキャラクターを重視したドラマとなっており今から非常に注目が集まっています!

 

今回はそんな『ポイズンドーター・ホーリーマザー』について、タイトルの意味やドラマ内容のネタバレなんかを徹底的に調べていきたいと思います!

 

 

ポイズンドーターホーリーマザーとは?

 

 

ポイズンドーター・ホーリーマザー (光文社文庫) [ 湊かなえ ]

 

『ポイズンドーター・ホーリーマザー』は、大人気作家である湊かなえさんによって手がけられた短編ミステリー小説集です。

 

主人公となる人物はすべて女性ですが、その立場や背景は主人公により様々で、どこか親近感を覚えてしまうような親しみやすさを持っています。

 

そんな彼女らに共通するのは、心に“毒(ポイズン)”を抱えているということです

 

女性たちが生きていくうえで抱える悩みや葛藤、苦悩、そして過ちに焦点を当てているものの、見方を変えることによってそれは成功にも幸福にも捉えることができるという、ヒューマンドラマの要素も強く取り入れられています。

 

 

原作を読まれた方の感想を見てみると、短編なのでさくさく読め、また女性の方はそれぞれの主人公に自分を置き換えたり投影させて読んでみるという面白さもあるようです。

 

どの主人公も、ひょっとしたら自分がその立場になりうる可能性を充分に秘めています。日常にひそむミステリーに、うっかりハマってしまう方が続出中のようです!

 

 

ポイズンドーターホーリーマザーのタイトルの意味は?

 

タイトルの意味についてですが、六編の小説の中「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」という二つの対になった編が収録されています。

 

この二つを繋げ合わせると、今回のタイトル『ポイズンドーター・ホーリーマザー』になります。刊行記念インタビューにて湊さんがおっしゃっていたことを見る限り、どうやら一時期大流行した言葉“毒親”についての思うことがあったとのことです。

 

 

「ポイズンドーター」は母子家庭で母親から厳しく育てられ、進路もなにもかも母親の指図で決められてきたという娘の話で、

 

「ホーリーマザー」は小説内で登場してきたそれぞれの母娘の本当の親子関係を映し出した話となっています。

 

毒親という言葉が流行してきた昨今では、自分の努力不足や運のなさをすべて「親のせいだ!」と責任転嫁する事態が増えているように感じる。

 

と、湊さんはおっしゃっています。そういったことから、毒を持っているのは本当は娘の方なんじゃないのか?という気持ちで「ポイズンドーター・ホーリーマザー」とタイトルが付けられたとのことです。

 

 

内容のネタバレは?

 

ドラマは全6話で構成され、それぞれ、

寺島しのぶさん

足立梨花さん

清原果耶さん

中村ゆりさん

倉科カナさん

伊藤歩さん

 

らが主役を務められます。

放映の順番を見てみると

1-2話は「ポイズンドーター」「ホーリーマザー」

3話は罪深き女

4話は「ベストフレンド」

5話は「優しい人」

6話は「マイディアレスト」

 

となっています。(小説では、マイディアレスト、ベストフレンド、罪深き女、優しい人、ポイズンドーター、ホーリーマザー順で書かれています。)

 

それでは、小説の内容を少々見ていきましょう。

 

【マイディアレスト】

 

主人公・淑子は幼い頃より親の躾が自分には厳しいのに六歳年下の妹には甘いという環境で育ってきました。

 

精神的な問題のあった淑子は実家で猫に愛情を注ぐ日々を送ります。しかし、出産を控えた妹が里帰りをして、二人の関係は最悪の方向へと変化していきます。

 

【ベストフレンド】

 

脚本家を目指す涼香は長年を経て、授賞式に呼ばれます。

 

その場には最優秀賞の薫子と優秀賞の未来の姿が...。才能に嫉妬し、片方は嫉妬をバネに変えそれぞれの思惑が衝撃のラストへ繋がります。

 

【罪深き】

 

刃物を振り回し多数の負傷者を出した事件の容疑者・黒田の知り合いとして現れた幸奈

 

小学生の時から同じアパートに住んでいた二人は、お互いの母親へのこじらせた認識により、悲しい結末を迎えてしまいます。

 

【優しい人】

 

明日実は母親から「人に優しくするように」と厳しく育てられたことにより、誰にでも親切にするよう常に心がけていました

 

しかし、それがきっかけで会社の先輩である友彦にストーカーされてしまいます

 

自身の優しさにより友彦に手をかけることになってしまった明日実は、果たして本当に優しい人なのでしょうか。

 

【ポイズンドーター】

 

毒親をもつ弓香は、母親の猛反対を押し切り女優の道へ進みます

 

ある日、弓香は社会的番組で“毒親”について討論するという仕事を引き受けます。

 

弓香の発言は社会現象を巻き起こしますが、そんななかなんと弓香の母親が亡くなったと知らせを受けます

 

弓香の母親の死の原因は、弓香が語った毒親エピソードを苦にしてのものだったのでしょうか...。

 

【ホーリーマザー】

 

理穂の義母は託児サービスをしており、幼い弓香を何度か預かった際に母親の佳香と交友を持つようになります。

 

子供思いの佳香に好感を持っていた義母は、番組で母親を毒親と罵る弓香を許せませんでした。

 

義母は弓香と友人関係を続ける義娘の理穂ともうまくいかなくなります

 

理穂は弓香と会うことになりますが、そこで話されるのは果たして...。

 

“毒親”とはなにか。毒(ポイズン)は、本当は自分自身なのではないか。六つの物語が繋がる、爽快のラストです。

 

 

ドラマでは果たしてどのような結末を迎えるのでしょうか。

 

今から楽しみでなりませんね!それでは、今回は『ポイズンドーター・ホーリーマザー』のタイトルの意味やネタバレなどについて書かせていただきました。

 

ここまで読んでいただきありがとうございました!

 

 

参考サイト

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%82%BA%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC

https://www.wowow.co.jp/dramaw/poison/intro/

https://www.bookbang.jp/review/article/518743

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