ディーンフジオカさん主演のドラマ「パンドラの果実」。<パンドラの箱>は聞いたことはありますが、
「パンドラの果実」となった理由は何なのでしょうか!?実は原作があるのですが、まったく違うタイトルとなっています。
今回は「パンドラの果実」の意味について調べてみます。
【パンドラの果実】タイトルの意味や由来は?
これは小比類巻警視正が立ち上げた「科学犯罪捜査班」が舞台となっています。
原作や脚本は?
原作は中村啓さんの「SCIS 科学犯罪捜査班~天才科学者・最上友紀子の挑戦~」となっています。
ドラマの中では捜査班の「アドバイザー」として参加している、最上が主人公となっています。
そして脚本は「福田哲平 関 久代 土城温美」の3人が担当しています。
福田哲平さんは
- レッドアイズ
- らせんの迷宮
- 恋する母たち
を担当しており、刑事モノに対しては得意分野かもしれません。
関久代さんは
- いりびと~異邦人~
- 私が獣になった夜
- 30禁 それは30歳未満お断りの恋
主に動画配信のオリジナルドラマでの脚本を担当してきています。
土城温美さんは
- モトカレリトライ
- 魔法男子チェリーズ
- 家族の裏事情
を担当していますが、メインは舞台脚本の様です。
そして、こちらの3人は同じ事務所の所属ということで、脚本作りには適した環境であったと思います。
【パンドラの果実】タイトルの意味や由来は?
これはポスターのビジュアルを見るとわかると思います。ディーンフジオカさんが手にしている「四角いリンゴ」
「超えてはいけない一線」をいいかえると、開けたら災いが降りかかる<パンドラの箱>
そして、食べてはいけない<禁断の実>を食べて、「エデンの園」から追放されたアダムとイヴ。
ポスターが示しているように、リンゴが絵描かれていることから、禁断の果実とされているのは「リンゴ」です。
そして、そのリンゴが「四角い」ことから、パンドラの箱をさしていると思われます。
最上は人間がこえてはいけない一線を越えた。と感じ、科学界から姿を消し、小比類巻は娘が生まれるときに
最愛の妻を亡くし、せめて一度でもその手に「抱かせてあげたい」と、アメリカで妻の遺体を冷凍保存し、蘇生技術が発展するのを待っています。
禁断の一線を越えた科学者と、科学に精通していて、亡き妻を生き返らせたい夫小比類巻。2人はそれぞれにパンドラの箱や、果実を持っているのです。
【パンドラの果実】元ネタやモデルはいるの?
先ほども紹介したように、原作は存在していますが「タイトル」が違います。
【パンドラの果実】元ネタやモデルは?
モデルは小説「SCIS」ですが、ドラマの中で最上がアドバイザーとなったのには、天才科学者と言われながら、3年前突如として科学界から姿を消した。
と、語られており、小比類巻が「ぜひ、アドバイザーに迎えたい」と山奥でまたぎとなっていた、最上をアドバイザーに誘います。
そして、ドラマの中盤で最上がなぜ科学界を去ったかが語られます。それは研究の課程で偶然ひとつのサンプルだけが変異し、
「老化しない」細胞を発見しました。しかし、それをサルに投与し動物実験を行い、何日も観察を続けますが、
ある日、実験質が騒がしくなり、見に行くと実験台となったサルが「共食い」をしていたのです。
「老化」しないために、通常のサルよりもエネルギーを必要としたため、通常の餌では生命維持ができずに
「共食い」という行動に出たことに、最上はこの細胞の研究を続けることは、人間がこえてはいけない一線を越えてしまう。
と、感じて科学界から去る決心をしました。
ツイッターの反応は?ドラマの感想は?
他の人に見えないポニーテール女性を娘と重ねるハセドン回良かった。「わからないものは怖い」という最上博士と、「幽霊は希望」と考える小比類巻さん。スワニーさんもただの道化役にしないでちゃんとバックボーンも明らかにする #パンドラの果実 やっぱりいいなあ
— 萩(鑑賞しました) (@hagi_kansyo) May 29, 2022
パンドラの果実めっちゃ見てて楽しい 理科苦手だからこれが正しいとか有り得るありえないとか分からないけど、嘘だとしてもテーマがテーマだからあまりこれまで見ないようなものだから新鮮で楽しいし何より岸井ゆきのが可愛い
— biu€ (@biu2525biu) May 29, 2022
パンドラの果実は、ドラマとして誠実な作りなのがいいんですよね。出てくる人たちの気持ちに寄り添ってて、衝撃的な題材を扱ってるのに、視聴後の後味が良い #パンドラの果実
— シン・蓮花茶🦈実況💉ファファモ (@lotusteajikkyou) May 28, 2022
「科学で証明できないことはない」という、最上と、小比類巻、そして科学とは全く無縁だが、捜査一課で検挙数No1の長谷部。
この3人が難事件に挑むのですが、いつも事件が起こり「再現」となると、なんの科学の先入観を持たない通称「ハセドン」が実験台になります。
そして、今起きた現象を2人が検証しているのですが、毎回科学の話しについていけないハセドン。そんなアンバランスさもおもしろいですね。
まとめ
・原作は中村啓さんの「SCIS」、脚本は3人で担当している。
・タイトルの意味はポスターにある「四角いリンゴ」<パンドラの箱>の<禁断の果実のリンゴ>
・原作は最上が主人公ですが、研究の課程で、人類がこえてはいけない一線を越えてしまった。パンドラの箱を開けてしまったこと。
・Twitterでは丁寧に作られた、ドラマが好評になっている。
最初ビジュアルだけ見て、「なぜリンゴが四角いのか!?」と思いましたが、ドラマの中でカール・カーンが最上に、
「開けてはいけないパンドラの箱を開けた」というのですが、リンゴが四角いのはその<パンドラの箱なのでしょうね。
そして、小比類巻は妻の蘇生を願い冷凍保存しています。それは食べてはいけない<禁断の実>になるのではないのでしょうか!?