第一次世界大戦を描いた小説を、1930年に映画化し、1979年にはアメリカでドラマ化された話題作。
今回Netfilixでリメイクされ、再び話題となっています。今回は全世界配信ということで、
注目する人も多くいるでしょう。このタイトル「西部戦線異状なし」という由来は何なのでしょうか!?
2022【西部戦線異状なし】について!タイトルの意味や由来は?
◆配信開始
Netflix映画『西部戦線異状なし』(ドイツ)第一次世界大戦中の欧州。17歳の少年パウルは、祖国のために戦う志を掲げて意気揚々と西部戦線へ赴く。しかし最前線で彼を待ち受けていたのは、凄惨な現実だった。#西部戦線異状なし pic.twitter.com/NHZdxEPDzv
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 28, 2022
「戦争」問うことが異常事態であるにもかかわらず、「異常なし」とは!?
2022【西部戦線異状なし】について!
元々ドイツの作家、エーリン・マリア・レマルクが、紙面で連載していた、長編戦争小説でした。
1928年11月から12月にかけて連載され、翌年の1月に長編小説として出版されたのですが、
1930年にアメリカで、ルイス・マイルストン監督の元映画化され話題となり、
1979年にアメリカのCBS放送でドラマ化され、カラー版でのリメイクもされよりリアリティある作品となりました。
そして、今回やっと原作と同じく「ドイツ語」での映像化をNetflixが行い、全世界に配信しています。
タイトルの意味や由来は?
戦争という「非日常的」な空間が、すでに異常事態であるにも関わらす「異常なし」というタイトルなのでしょうか!?
これは第一次世界大戦で、戦士として戦場へ赴いた「パウル」の視点から描かれており、
彼は司令部へ報告の日誌を記載していました。しかし、彼が戦死したその日の記載には
「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」
と、記載されていたため、彼の報告書をもとにタイトルが決定されたものと考えられています。
元ネタやモデルは?ツイッターの反応は?
Netflixの『西部戦線異状なし』
普通の学生が祖国の為にと志を抱いて赴いた戦場の悲惨さに絶望していく姿が生々しかった。
リメイク作品だったので観たことないオリジナル版も観たいなと思った。 pic.twitter.com/ij8ciH4azU— oyuyu (@oyuyu_16) November 2, 2022
「パウル」の視点から描かれている。と記載しましたが、彼がモデルなのでしょうか!?
元ネタやモデルはいるの?
パウル・ポメイルは大学卒業を目指して、勉学に励む学生でした。しかし、教師たちにうまいこといいくるめられ、
強制的に兵役に志願し、18歳という若さで戦地に赴くことになりました。
しかし、彼は絶望することなく、人生経験豊富なカチンスキ―と行動を共にしていました。
彼は実際には父のような存在で、様々な兵士の面倒をよく見ていました。パウルもまた絶望することなく
勇敢に立ち向かう若者でしたが、次第に責任感の強い彼は人間性を失っていき、死を「異常」とは思わなくなっていったのです。
以前は芸術を楽しむ彼でしたが、戦地に赴いた彼は芸術さえ忘れ、生き残っても何の希望もないと思うようになっていきました。
ツイッターの反応は?
『西部戦線異状なし』
第一次世界大戦、若いドイツ軍兵士目線で描かれた戦争映画
陽気な仲間と「祖国のために!」と張り切って最前線に赴いたものの、あまりの凄惨な状況を目の当たりにし主人公から笑顔がどんどん消えていく様子が辛かったたった今の今まで話していた友人が次の瞬間には絶命し→ pic.twitter.com/ok9cU1Skzj
— かぼちゃん (@JyabojyaboC) October 31, 2022
『西部戦線異状なし』
大傑作!技術が全然違うのでオリジナルと比較するものではありませんが正しいリメイクだと思います老害のエゴのせいで若者が死ぬ、という戦争の不条理
1917と比較して観ると良いかもしれません…どちらサイドも同じ地獄…
観るのに覚悟が要りますがおすすめです! pic.twitter.com/sjZ0lS14dn— まー (@marthisistheway) November 3, 2022
西部戦線異状なし(2022)
みた。
Netflix資本でドイツが製作。
世紀の名作を再映画化する重圧、すごかったんじゃないかと思う。でもこれは傑作。
100年経とうと、1000年経とうと、本作のテーマは普遍なんですよね。
徹底的に冷たく虚しい反戦映画。 pic.twitter.com/wdcheqHcg1— ヨイコワルツェネガー (@kantoQyoiko) October 30, 2022
やはりどの人にとっても「戦争」は経験しなくとも、つらい出来事であることに違いはありません。
まとめ
・エーリン・マリア・レマルクの長編戦争小説が元
・タイトルはパウルが最期に書いた「報告書」がもとになっている
・18歳の若者パウルが希望から、絶望に変わり人間性をうしない死をなんとも感じなくなっていく。
・Twitterではぜひみたほうがいい映画として、人気が高い。
これほどまでに「戦争映画」があり、戦争は危険で意味をなさないものだと、人は知りつつなぜ戦争は起こるのでしょうか!?
これは第一次世界大戦が映像化されていますが、文明が進んでいる今ならばもっと、悲惨な戦争になるでしょう。