阪本順治監督・脚本の映画「半世界」、人生の折り返しかもしれない、39歳の男たちのリアルな世界観が描かれている。

小学校、中学校からの友情と、家族との絆を合わせたこの映画、「半世界」というタイトルの意味が気になります。

 

今回はこのタイトルの意味や、この物語のモデルについて調べてみます。

 

映画【半世界】タイトルの意味や由来は?

この映画に原作はありません。

 

映画【半世界】原作や脚本は?

阪本順治監督が、長年描きたかった世界がそこにはあります。炭焼職人としての人生を歩む絋の人生

そして、そこに関わる男同士の友情と、39歳という年齢を迎えた時、自分の人生にどう向き合うか?

 

そのテーマを今まで温め続け、2つを1つのストーリーとして完成させたのが「半世界」です。

そのため、脚本は監督自身が担当しており、原案も監督ということになります。

 

映画【半世界】タイトルの意味や由来は?

タイトルの由来としては、監督自身が公式HPで語っています。舞台は市井という町ですが、そこで生活を営む人々

世界」は成り立っている。という意味が込められているそうです。瑛介は自衛隊員として、世界各地に派遣されてきました。

 

絋に反発した時、「俺は世界を見てきた。お前が見ているのは世間だ!!」と言うシーンがありましたが、

最後には「ここも世界だよ」と清彦が言いました。瑛介は世界各地を「世界」と表現し、絋や光彦は市井を「世界」と見ています。

 

そのちょっとのすれ違いが「半世界」というタイトルなのでしょう。

 

映画【半世界】元ネタやモデルはいるの?

この映画はオリジナルですが、モデルはいるのでしょうか!?

 

映画【半世界】元ネタやモデルは?

この映画は監督が脚本も書いていますが、主要キャストを先に決め、そのキャラクターを作り出しています。

ということは、モデルは俳優自身ということになります。なんとなく親の稼業を継いだ絋は稲垣吾郎さん。

 

訳ありで、自衛隊を辞め、離婚して故郷に戻ってきた瑛介は長谷川智己さん。そして、2人の間をうまく取り持ち、

時に鋭い指摘をする光彦は、渋川清彦さん。それぞれにこんなイメージで演じてほしい。という思いで書かれています。

 

ツイッターの反応は?映画の感想は?


本当に良い作品というのは、人の心を打ちそれが波紋となり広がって行くのでしょうね。

 

まとめ

・映画の脚本は監督の阪本順治さん

・半世界は彼らが生きる世界(町)を意味している

・モデルは俳優が先に決まり、当て書きされている

・Twitterでは名作!!という感想が多い

 

39歳という人生において、大人として親として、微妙な立ち位置にいる頃。突然訪れた絋の死。

初乃が「私も入る!!」と棺桶にしがみつくシーンは印象的でした。希薄に見えた夫婦関係は、実はしっかりとつながっていたと実感しました。

 

 

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