最近オリジナル映画が大きく注目されているNetfilxですが、今回は新庄耕さんの原作が映像化された、

「地面師たち」について、タイトルの意味や由来について調べていきます。【地面師】と言えば、

 

不動産を用いて、高額な土地代金をだまし取る集団詐欺として、一時期注目されていました。

 

Netflix【地面師たち】原作者は?元ネタやモデルは?

ではまず原作者についてみていきます。

Netflix【地面師たち】原作者は?  

・名前   新庄耕

・生年月日 1983年9月25日

・出身地  京都府

・出身校  慶応義塾大学環境情報学科

・デビュー 2012年

・受賞   第36回すばる文学賞

2024年現在40歳の新庄さんですが、作家としてのデビューには紆余曲折ありました。

16歳の時に暴行事件を起こし、「少年院」に送致されていました。

 

その後気持ちを入れ替え、「無理」と言われた大学受験を、2浪の末に慶応義塾大学に合格しました。

少年院からの大学生活。となりましたが、やはり周囲に引け目があったのか劣等感を持って過ごしていました。

 

卒業後は無事に就職しましたが、1年半にて退職となりました。その後様々な職を経験し、

26歳にて人生のパートナーと出会ったことから、人生を見つめなおし小説を書き始め、

 

パートナーの助けもありながら、様々な小説を投稿し続けて、2012年に【狭小住宅】が注目され、

「第36回すばる文学賞」を受賞したことで、作家としてデビューしました。

 

その後も様々な作品を執筆し、今回の原作となった「地面師」は2019年に「小説すばる」に連載されました。

第23回大藪春彦賞候補となるほど注目され、その後2022年1月に本として出版され、

 

2024年には続編として、「地面師たち ファイナル・ベッツ」が「小説すばる」に連載されています。

 

作品

狭小邸宅

ニューカルマ

カトク 過重労働撲滅特別対策班

・地面師たち

夏が破れる

・オッケ・グッジョブ

 

元ネタやモデルはあるの?

では次にこの「地面師たち」に、元ネタやモデルはあるのでしょうか!?

実際に新庄さんは不動産には無関係だったそうですが、この小説を書くきっかけは、

 

2017年に起きた、大手メーカー積水ハウスの分譲マンションを巡る、地面師グループの事件があり、

ここでは実際に55億の金銭が動くこととなりました。この積水ハウスの事件をモデルにし、

 

被害額が「55億」では少し小説としては【弱い】と感じ、被害額を3桁にすることを目標に、

実際にそのくらいの損害が出る土地を探し、高輪ゲートウェイ駅前の駐車場に目を付けたそうです。

 

そこからストーリーが発展し、今回の原作「地面師たち」へと作品に変わりました。

そして、実際に「地面師」に会ったことがある、不動産関係者から、

 

「地面師は普段はまともな仕事」をしており、人々の知らない所で暗躍している事実を知りました。

実際の裁判資料を読んだり、事件担当の弁護士に取材をしたり、実際にある「地面師対策セミナー」に参加したいり、

 

新庄さんは小説に「現実味」を持たせるために、様々な取材や勉強をしてこの小説は完成しました。

世間的にも大々的にニュースになった、地面師事件がこの小説のモデルとなっていました。

 

そして、小説にするにあたり、実際の土地の価格を調べ、被害額を考え「駐車場」を舞台にすることになりました。

 

Netflix【地面師たち】タイトルの意味や由来は?Xの反応は?

 

では実際の声をみていきましょう。

Netflix【地面師たち】タイトルの意味や由来は?  

先ほども記述したように、この「地面師たち」は実際に起きた事件を元に取材を重ね、原作が出来上がりました。

そして、「地面師」は普段は、真面目ともとれる職業についており、裏で暗躍している事実を知り、

 

そこをリアルに描いています。そのため世の中に「地面師」という詐欺集団が存在しています。

その実在する詐欺集団をモデルにして、この作品は成り立っています。そもそも「地面師」というのは、

 

ターゲットとする土地の「所有者」に成りすまし、地主や不動産関係者を装い、売買した代金をだまし取る集団です。

Netfilxの作品となった「地面師たち」は、主人公となる【辻本】をはじめ、交渉役や不動産に詳しい者や、

 

法律に詳しい者など、それぞれの過去の職歴を利用するなどして、それぞれの役割を配置する、

キャスティングと呼ばれる者、そしてだます土地の情報を仕入れて調べる者など、本当に多くの人が詐欺に加担し、

 

ターゲットを絞り、偽の土地の売買契約を結ぶことから、地面師は集団で詐欺行為を行っています。

そのため、地面師は1人で動くことなく、複数人で1つの詐欺を働くことから、「地面師たち」と複数人を示すタイトルとなったと推測されます。

 

この中で、1人でも存在が欠けたり、知識が半端な物では詐欺行為は成立しないのです。

 

Xの反応は?

Netfilxという事で、映画や地上波ドラマとは、制約が違うので、個性的なキャストで構成されたことや、

実際の事件が元になっていることから、不動産関係者からも注目される作品となっているようです。

 

まとめ

・原作は紆余曲折あり小説家となった新庄耕さん

・元ネタは2017年に起きた地面師詐欺事件

・タイトルの元となったのは地面師詐欺は1人では成立しないことから

・Xでは事件としても知られているので、注目している方も多い

 

今回はNetfilxのドラマ「地面師たち」について調べました。小説にするにあたり入念な取材が行われ、

真実味をさらに増すために、実際にターゲットとなる土地の価格を調べ、壮大な詐欺被害額となることで、続編が作られるまでの原作となりました。

 

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