2020年に公開された、森山未來さん主演映画「アンダードッグ」。ボクシングの世界で生きる模様を描いた作品で、
2023年10月1日からは、劇場版が「前編」「後編」として、Netflixにて配信が開始されました。
今回は「アンダードッグ」のタイトルの由来などについて、細かく調べていきます。
【アンダードッグ】タイトルの意味や由来は？
「アンダードッグ」という英語が存在しますが、それと関係あるのでしょうか！？
【アンダードッグ】原作者について
「アンダードッグ」という映画は違う国でも制作されていますが、こちらの映画には日本の原作があります。
脚本家でもあり、映画監督でもある「足立紳」さんが原作を手掛けています。
名前 足立紳
生年月日 1972年6月10日
出身 鳥取県
代表作（監督・脚本）
・百円の恋
・14の夜
・志乃ちゃんは自分の名前が言えない
・いつかティファニーで朝食を
・六畳間のピアノマン
・連続テレビ小説 ブギウギ
・拾われた男
受賞歴
・2012年 「百円の恋」
周南「絆」映画祭、第一回松田優作賞
・2013年 「佐知とマユ」
第38回創作テレビドラマ大賞
・2015年 「百円の恋」
第17回菊島隆三賞
・2015年 「お盆の弟」「百円の恋」
第37回ヨコハマ映画祭脚本賞
・2015年 「百円の恋」
第39回日本アカデミー賞 最優秀脚本賞
・2016年 「佐知とマユ」
第4回市川森一脚本賞
・2019年 「喜劇 愛妻物語」
第32回東京国際映画祭 コンペティション部門 最優秀脚本賞
・2020年 「喜劇 愛妻物語「「劇場版 アンダードッグ 前編 後編
第42回ヨコハマ映画祭脚本賞
現在の「日本映画大学」での卒業制作にて、脚本と監督を担当した。ドタバタラブコメディーの、
「荒野のホットケーキ」を制作をした。卒業後相米慎二監督に師事し、助監督を務めるようになる。
その後演劇活動にも、場所を広げ、その後脚本を書くようになる。「百円の恋」が第1回松田優作賞を受賞し、
2014年に映画化され、大きな注目を浴びるようになる。そして映画は数々の賞を受賞することとなった。
【アンダードッグ】タイトルの意味や由来は？
「アンダードッグ」とは英語で意味があります。
・かませ犬
・負け犬
この映画でも、一度はチャンピオンの座をつかみかけた主人公が、かませ犬となりボクシングにしがみつき、
生きていく中での、出会いやそれぞれのキャラクターの背景などを描いています。
「かませ犬」とは自分が負け、相手が勝つことがすでに分かっている試合に出て、負ける側のこと。
つまり、相手に「勝ちをもたらす」ためだけに、負け試合のためにリングに上がる選手のことです。
【アンダードッグ】元ネタやモデルはいるの？
ではこの映画にモデルは存在するのでしょうか！？
【アンダードッグ】元ネタやモデルは？
先ほども書いたように、この映画には足立紳さんの「原作」が存在しています。その原作にモデルがいるかどうか！？
その辺りは原作者は明確にしていません。しかし、映画のインタビューの中で、主演の森山未來さんが答えています。
「参考にしたボクサーは坂本博之さん」と答えています。主人公が出会う「龍太」と同じく児童養護施設で育ち、
ボクシングの世界に入った人です。そして、監督は「育った背景は龍太。ファイトスタイルは晃」と答えています。
演技の参考にしたボクサーは実在しました。しかし、原作のモデルではありません。ではなぜ「アンダードッグ」が生まれたのか！？
それは足立紳さん自身が生み出した「百円の恋」が影響しています。こちらはうだつの上がらないアラサーの女性が、
通りかかったジムを見て、プロボクサーを目指していくストーリーですが、この作品は多くの注目を浴びました。
そこで足立さんは「百円の恋を超えたい」という思いで、その時耳にした【かませ犬】というワードを元に、
この「アンダードッグ」の脚本が執筆され、その後映画化されることになりました。そのため原作のモデルとしては、
「百円の恋」となるかもしれません。そして演技のモデルは実在のボクサー坂本博之さんです。
ツイッター(X)の反応は？
アマプラで「アンダードッグ」とか「市子」とか見ても、「そこまでの“生“の描写、大丈夫です」のモードになっている。
— たまこ (@Mt9999G) March 29, 2024
ボクシング好きな人は映画『アンダードッグ』観てほしいな🥊
森山未來の演技も超いいし✨#映画 #森山未來 #アンダードッグ #北村匠海— THE ENTERTAINMENT DIARIES (@m_oblog) March 27, 2024
#ブギウギ 「百円の恋」、「アンダードッグ」、「六畳間のピアノマン」の #足立紳 さんが脚本だから絶対面白いと期待して見ましたが、想像以上に面白かった！！足立紳さんお疲れさまでした！！
— せいだい@J2開幕！！ (@Lseidai) March 29, 2024
すでに「百円の恋」でボクシングを描いている、足立紳さんの原作なので、期待感を裏切らない出来上がりとなっているようです。
まとめ
・原作者は「百円の恋」の足立紳さん
・タイトルの意味は主人公が「かませ犬」となりながらもボクシングの世界で生きるストーリー
・原作の影響は自身の作品「百円の恋」。演技ののモデルは坂本博之さん
森山未來さん、北村匠海さん、勝地涼さん。それぞれがそれぞれの思いを抱きながら、ボクシングの世界にしがみつき、
そして、3人は出会っていく。「かませ犬」となってもボクシングの世界にいたいのはなぜなのか！？
きっとこの映画を見れば、もっと深くキャラクターの心理描写が心に突き刺さる事でしょう。
